施設基準

当院が東海北陸厚生局長に届出を行っている施設基準および基準上の掲示事項他のお知らせです。

基本診療料

令和6年1月1日現在
区分コード 施設基準名 届出受理年月日 受理番号
A000 機能強化加算 2022年04月01日 (機能強化)第363号
A100 急性期一般入院料4 2023年08月01日 (一般入院)第1302号
A205 救急医療管理加算 2021年06月01日 (救急医療)第47号
A207 診療録管理体制加算2 2021年06月01日 (診療録2)第85号
A207-3 急性期看護補助体制加算 2022年04月01日 (急性看補)第233号
A219 療養環境加算 2021年06月01日 (療)第163号
A221 重傷者等療養環境特別加算 2021年06月01日 (重)第184号
A233-2 栄養サポートチーム加算 2021年06月01日 (栄養チ)第39号
A234 医療安全対策加算2 2021年06月01日 (医療安全2)第107号
A234-2 感染対策向上加算3 2022年10月01日 (感染対策3)第32号
A243 後発医薬品使用体制加算2 2022年04月01日 (後発使2)第45号
A244 病棟薬剤業務実施加算1 2022年04月01日 (病棟薬1)第38号
A245 データ提出加算1・3 2021年06月01日 (データ提)第126号
A246 入退院支援加算1 2022年10月01日 (入退支)第215号
A247 認知症ケア加算3 2021年06月01日 (認ケア)第116号
A247-2 せん妄ハイリスク患者ケア加算 2021年06月01日 (せん妄ケア)第41号
A308 回復期リハビリテーション病棟入院料2 2022年10月01日 (回2)第38号
A308-3 地域包括ケア病棟入院料1 2022年10月01日 (地包ケア1)第65号
A500 看護職員処遇改善評価料39 2022年10月01日 (看処遇39)第1号

特掲診療料

令和6年1月1日現在
区分コード 施設基準名 届出受理年月日 受理番号
B001・20 糖尿病合併症管理料 2023年08月01日 (糖管)第48号
B001-2-12 外来腫瘍化学療法診療料2 2023年08月01日 (外化診2)第5号
B001-3-2 ニコチン依存症管理料 2021年06月01日 (ニコ)第550号
B001-34 二次性骨折予防継続管理料1 2023年01月01日 (二骨管1)第34号
B001-34 二次性骨折予防継続管理料2 2023年01月01日 (二骨継2)第29号
B001-34 二次性骨折予防継続管理料3 2023年01月01日 (二骨継3)第82号
B005-6-2 がん治療連携指導料 2021年06月01日 (がん指)第233号
B008 薬剤管理指導料 2021年06月01日 (薬)第232号
別添1の「第14の2」の1の(2) 在宅療養支援病院 2022年10月01日 (支援病2)第29号
C002/C002-2 在宅時医学総合管理料 / 施設入居時等医学総合管理料 2021年06月01日 (在医総管)第366号
C003 在宅がん医療総合診療料 2021年06月01日 (在総)第289号
D026 注4 検体検査管理加算1 2023年03月01日 (検Ⅰ)第76号
D211-3 時間内歩行試験 2021年06月01日 (歩行)第32号
E通則4 画像診断管理加算2 2021年06月01日 (画2)第41号
E200/E202 CT撮影及びMRI撮影 2021年06月01日 (C・M)第295号
E200 冠動脈CT撮影加算 2021年06月01日 (冠動C)第23号
G通則6 外来化学療法加算2 2021年06月01日 (外化2)第17号
G020 無菌製剤処理料1 2021年06月01日 (菌)第72号
H001 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ) 2021年06月01日 (脳Ⅰ)第91号
H002 運動器リハビリテーション料(Ⅰ) 2021年06月01日 (運Ⅰ)第142号
H003 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ) 2021年06月01日 (呼Ⅰ)第136号
H007-2 がん患者リハビリテーション料 2021年06月01日 (がんリハ)第45号
J038 人工腎臓 2021年09月01日 (人工腎臓)第46号
J038 導入期加算1 2021年06月01日 (導入1)第43号
J038 透析液水質確保加算 2021年06月01日 (透析水)第69号
J038 下肢末梢動脈疾患指導管理加算 2021年09月01日 (肢梢)第41号
K597/K597-2 ペースメーカー移植術およびペースメーカー交換術 2021年06月01日 (ペ)第78号
K通則16 医科点数表第2章第10部手術の通則の16に掲げる手術(胃瘻造設術) 2021年06月01日 (胃瘻造)第66号
K920-2 輸血管理料Ⅱ 2021年06月01日 (輸血Ⅱ)第45号
K920-2加算 輸血適正使用加算2 2021年06月01日 (輸適)第44号
K939-5 胃瘻造設時嚥下機能評価加算 2021年06月01日 (胃瘻造嚥)第51号
  入院時食事療養(Ⅰ) 2021年06月01日 (食)第618号
  酸素の単価(酸素購入価格の届出) 2023年04月01日 (酸単)第8112号

かかりつけ医について(施設基準:[A000]機能強化加算)

当院では、地域のかかりつけ医として次の取り組みを行っております。

  1. 他の医療機関での受診や処方されている医薬品をお伺いし、必要な服薬指導を行います
  2. 必要に応じ、専門医師や専門医療機関への紹介を行います
  3. 予防接種や健診結果に関するご相談等、健康管理に関するご相談に応じます
  4. 保健・福祉サービスに関するご相談に応じます
  5. 診療時間内だけでなく夜間・休日でも、体調不良等のお問い合わせに対応しております

お問い合せ電話番号:076-256-3366

入院基本料に関する事項

A病棟(地域包括ケア病棟:35床)施設基準:[A308-3]地域包括ケア病棟入院料1(看護配置13対1)

当病棟では、1日に10人以上の看護職員(看護師及び准看護師)、5人以上の看護補助者が勤務しています。

時間帯ごとの配置は次のとおりです(変則三交代制)
時間帯 看護職員1人あたりの受け持ち人数
09:00~17:30  6人以内
17:30~21:00 18人以内
21:00~09:00 18人以内

B病棟(一般病棟:35床)施設基準:[A100]急性期一般入院料4(看護配置10対1)

当病棟では、1日に12人以上の看護職員(看護師及び准看護師)、3人以上の看護補助者が勤務しています。

時間帯ごとの配置は次のとおりです(変則三交代制)
時間帯 看護職員1人あたりの受け持ち人数
09:00~17:30  5人以内
17:30~21:00 12人以内
21:00~09:00 18人以内

C病棟(回復期リハビリテーション病棟:50床)施設基準:[A308]回復期リハビリテーション病棟入院料2(看護配置13対1)

当病棟では、1日に13人以上の看護職員(看護師及び准看護師)、5人以上の看護補助者が勤務しています。

時間帯ごとの配置は次のとおりです(変則三交代制)
時間帯 看護職員1人あたりの受け持ち人数
09:00~17:30  6人以内
17:30~21:00 25人以内
看護補助者1人当たりの受け持ち数は50人以内です
21:00~09:00 25人以内

看護職員の負担軽減及び処遇改善に関する取り組みについて(施設基準:[A207-3]急性期看護補助体制加算)

当院では、看護職員の負担軽減のため次の取り組みを行っております。

  1. 時間外労働が発生しないような業務量の調整
  2. 看護職員と他職種(薬剤師、リハビリ職種、臨床検査技師、臨床工学技士、看護補助者、管理栄養士)との業務分担
  3. 短時間正規雇用の看護職員の活用
  4. 多様な勤務形態の導入
  5. 妊娠・子育て中、介護中の看護職員に対する配慮
    • ① 夜勤の減免制度
    • ② 所定労働時間の短縮
    • ③ 他部署への配置転換
  6. 夜間における業務負担の軽減
    • ① 夜勤従事者の増員
    • ② 月の夜勤回数の上限設定
    • ③ 11時間以上の勤務間隔の確保
    • ④ 正循環の交代周期の確保
    • ⑤ 早出・遅出等の柔軟な勤務体制の工夫
    • ⑥ 看護補助業務のうち5割以上が療養生活上の世話
    • ⑦ みなし看護補助者を除いた看護補助者比率5割以上

栄養サポートチームによる診療について(施設基準:[A233-2]栄養サポートチーム加算)

当院では、栄養障害の状態にある方や栄養管理をしなければ栄養障害の状態になることが見込まれる方に対し、患者様の生活の質の向上、原疾患の治癒促進及び感染症等の合併症予防等を目的として、栄養管理に係る専門的知識を有した多職種からなるチーム(栄養サポートチーム)において診療を行っています。

医療安全に関する取り組み、ご相談及び支援の体制について(施設基準:[A234]医療安全対策加算2)

当院では、医療安全管理部門に所属する医療安全管理者が、医療安全管理委員会と連携しつつ、当院の医療安全に係る状況を把握し、その分析結果に基づいて医療安全確保のための業務改善等を継続的に実施しています。

また、医療安全確保のための職員研修を年2回行っております。

医療安全管理者等による医療安全に関するご相談や支援業務を行っていますので、1階総合受付へお声かけ下さい。

相談窓口:総合受付(代表:076-256-3366)

院内感防止に関する取り組みについて(施設基準:[A234-2]感染対策向上加算3)

当院では、院内感染防止対策として次の取り組みを行っています。

  1. 感染防止対策部門の設置
  2. 院内感染管理者の設置
  3. 最新エビデンスに基づいた「当院の標準予防策」「感染経路別予防策」「職員感染予防策」「疾患別感染対策」「洗浄・消毒・抗菌薬適正使用」等の手順書(マニュアル)の作成
  4. 院内感染対策に関する研修を年2回実施
  5. 感染制御チームによる定期巡回を週1回程度実施
  6. 発熱患者様の動線を分ける体制を整備
  7. 他の医療機関と連携により開催する院内感染対策に関するカンファレンスを年4回以上参加
  8. 他の医療機関と連携により開催する新興感染症発生等を想定した訓練に年1回以上参加
  9. 新興感染症発生時や院内アウトブレイク発生時等の有事の際の対応を想定した地域連携に係る体制について、他の医療機関と事前協議を実施

後発医薬品の使用推進に関する取り組みについて(施設基準:[A243]後発医薬品使用体制加算2)

当院では、厚生労働省の後発医薬品促進の方針に従い、後発医薬品の使用に積極的に取り組んでいます。
後発医薬品の採用に当たっては、品質確保・十分安全な情報提供・安定供給等、当院の定める条件を採用しております。

後発医薬品への変更について、ご理解ご協力をお願いします。

現在、一部の医薬品は、出荷の調整・停止や販売中止が相次いでおり、供給が不安定となっています。
そのため、医薬品の供給状況により、投与する薬剤を変更する可能性もございます。当院では、そのような場合でも適切な治療等が行えるよう、薬局薬剤師との連携等により処方内容の見直しを行う体制を整えております。医薬品の供給不足により処方を変更する場合、患者さまには十分にご説明いたしますのでご理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

ご不明な点などございましたら、お気軽にお声がけください。

入院患者様の薬剤管理について(施設基準:[A244]病棟薬剤業務実施加算1)

当院では、全病棟の入院患者様について専任の薬剤師が薬物療法の有効性・安全性の向上、医師の負担軽減に資する薬剤関連業務を行っております。
(専任薬剤師:奥山 敦子、藤田 留美、中村 博光、西村 宇平)

入退院の支援体制について(施設基準:[A246]入退院支援加算1)

当院では、患者様が安心・納得して退院し、早期に住み慣れた地域で療養や生活を継続できるように、入院早期より退院困難な要因を有する患者様を抽出し、退院支援を行っております。

入退院支援、専従社会福祉士 大村 優希
A・B病棟退院支援 専任看護師 延命 真理子
C病棟 専従社会福祉士 井元 真由美

また、病気や怪我がもとで起こるお悩みやご心配事に関するご相談をお受けし、患者様やご家族に寄り添ってその解決のお手伝いをしております。

お問い合わせ窓口:南ヶ丘病院 地域連携室(直通:076-256-3470)

回復期リハビリテーション病棟の退院患者数等について(施設基準:[A308]回復期リハビリテーション病棟入院料2)

回復期リハビリテーション病棟の退院患者数及びリハビリテーション実績指数は次のとおりです。

対象期間:令和5年10月1日~令和5年12月31日
期間内退棟患者数 66名
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症若しくは手術後の状態又は義肢装着訓練を要する状態 5名
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節若しくは膝関節の骨折又は2肢以上の多発骨折の発症後又は手術後の状態 41名
外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後の状態 8名
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靱帯損傷後の状態 1名
股関節又は膝関節の置換術後の状態 11名
計(①+②+③+④+⑤) 66名

リハビリテーション実績指数(対象期間:令和5年7月1日~令和5年12月31日)… 33.31点

禁煙禁煙外来について(施設基準:[B001-3-2]ニコチン依存症管理料)

当院では、禁煙治療のための標準手順書に沿って禁煙治療を行う禁煙外来を設けております。なお、当敷地内は駐車場も含め全面禁煙となっておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

禁煙外来に関するご相談は、下記の窓口へ直接またはお電話にてお気軽にお問い合わせください。

禁煙外来に関するご相談窓口:南ケ丘病院 17番内科受付(代表076-256-3366)

在宅診療体制について(施設基準:[別添1の「第14の2」の1の(2)] 在宅療養支援病院、[C002/C002-2] 在宅時医学総合管理料/施設入居時等医学総合管理料)

当院では、在宅療養支援病院(機能強化型・連携型)の届出を行っており、他の医療機関との在宅支援連携体制を構築して地域における包括的な診療を担い、夜間・休日の往診等にも対応しています。

在宅診療に関するご相談窓口:南ケ丘病院 在宅支援診療科(直通:076-256-3506)

慢性維持透析における連携医療機関について(施設基準:[J038]下肢末梢動脈疾患指導管理加算)

当院では、慢性維持透析における下肢末梢動脈疾患に関するリスク評価および指導管理において、検査結果が一定の値を下回る方には説明と同意のもと専門的な治療体制を有している医療機関へ紹介させていただいております。

専門的な治療体制を有する連携医療機関:金沢循環器病院

前年の手術実施件数について(施設基準:[K通則5-6]医科点数表第2章第10部手術の通則5及び6に掲げる手術)

施設基準において前年の実施件数の掲示が定められている手術の実施件数は次のとおりです。

対象期間:令和5年1月1日~12月31日

手術件数
区分1 頭蓋内腫瘤摘出手術0件
黄斑下手術等0件
鼓室形成手術等0件
肺悪性腫瘍手術等0件
経皮的カテ-テル心筋焼灼術0件
手術件数
区分2 靭帯断裂形成手術等13件
水頭症手術等0件
鼻副鼻腔悪性腫瘍手術等0件
尿道形成手術等0件
角膜移植術0件
肝切除術等1件
子宮附属器悪性腫瘍手術等0件
手術件数
区分3 上顎骨形成術等0件
上顎骨悪性腫瘍手術等0件
バセドウ甲状腺全摘(亜全摘)術(両葉)0件
母指化手術等0件
内反足手術等0件
食道切除再建術等0件
同種腎移植術等0件
手術件数
区分4 腹腔鏡下胆嚢摘出術等22件
手術件数
その他の区分に分類される手術 人工関節置換術73件
乳児外科施設基準対象手術0件
ペ-スメ-カ-移植術及びペ-スメ-カ-交換術0件
冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないものを含む。)及び体外循環を要する手術0件
経皮的冠動脈形成術0件

入院時食事療養費について(施設基準:入院時食事療養(Ⅰ))

当院では、管理栄養士によって管理された食事を適時(夕食については午後6時以降)、適温で提供しています。

入院時食事療養費の標準負担額(1食につき)
一般所得者 460円
一般所得者(指定難病患者の方) 260円
住民税非課税世帯の方 過去1年間の入院期間が90日以内 210円
過去1年間の入院期間が91日超 160円
70歳以上
低所得者区分1
100円
食事の提供時間
朝 食 7時30分 昼 食 12時00分 夕 食 18時00分以降

※食事の時間は、通常上記のようになっていますが、検査や治療のため食事時間が遅くなったり、食事が止まる場合があります。事前に医師または看護師がお知らせします。

※アレルギーがある方は除去食を提供いたしますのでお申し出下さい。

※症状により食事内容(嗜好品)、時間変更などを考慮いたします。

酸素の単価について(酸素の購入価格の届出)

令和5年4月1日現在
容器の種類 算定価格
可搬式液化酸素容器(LGC) 0.31円
大型ボンベ(3,000L超 0.42円
小型ボンベ(3,000L以下) 2.36円

医師の負担軽減および処遇改善計画について

当院では勤務医が医師としての医療業務を円滑に遂行できるよう毎年度に目標を立て、多職種協働による負担軽減対策を取っています。

令和5年度 病院勤務医の負担の軽減及び処遇の改善に資する計画
項目 現状・問題点 令和5年度の対応・方針
医師と看護師による役割分担と負担軽減 医師の診断および治療を迅速に行うために退院困難事例に対する入退院支援部門の早期介入が必要であるが、緊急および時間外入院では退院困難者の情報収集が不足し支援が遅れるケースがある。 緊急および時間外入院についてはカンファレンスを通して要支援者の抽出を行い、円滑な退院支援に繋げる。
医師と薬剤師による役割分担と負担軽減 各病棟に専任の常勤薬剤師を配置し服薬指導にあたっている。また、使用薬剤の詳細・服薬に対する注意点等の説明を医師に代わり実施している。新薬、採用中止、後発品の有無、持ち込み薬等の情報提供は定期開催の薬事委員会や院内メール等を使用して行い、迅速な対応が必要な場合は臨時に対応している。処方提案等も随時行っている。また、職員が必要時に容易に医薬品安全性情報を入手できるようシステムも対応できている。調剤薬局との退院に係る連携は未だ十分とは言えず、今後の課題である。 各病棟での服薬指導や使用薬剤に関する説明は引き続き専任の常勤薬剤師が行い、カンファレンス等で他職種と情報を共有する。新薬、採用中止、後発品の有無、持ち込み薬等の情報提供や処方提案等についても従来どおり対応する。調剤薬局との情報共有に使用する情報提供書の内容や提供方法について検討する。
医師と管理栄養士による役割分担と負担軽減 前年より新規入院患者・救急搬送件数ともに増加傾向だが、予定外入院の件数はほぼ前年並みであり、予定入院が増加していると思われる。予定入院の場合はあらかじめ地域連携担当者より患者情報を得られており、状態に応じた食事を入院後速やかに提供できている。予定外入院の場合でも医師や看護師等他職種で情報共有を密にし、適切に栄養管理を行っている。 日々の食事提供や退院後も含めた栄養管理については、現在の取り組みを継続する。また、低栄養の恐れがある場合をはじめ、病態に応じた栄養管理を行なう為に、医師と連携し、早期から栄養介入を行なっていく。
医師と臨床検査技師による役割分担と負担軽減 生化学検査機器の導入により検査機関への委託ではなく自院で検査できる項目が増え、検査結果をより迅速に医師に提供できるようになった。 導入した生化学検査機器による検査体制を充実させ、引き続き精度の高い検査結果を迅速に提供することで医師の診断の補助となるよう取り組む。
医師と診療放射線技師による役割分担と負担軽減 夜間勤務帯は非常勤医師が担当しており、より積極的な読影補助と当院常勤医師及び放射線科医師へのスムーズな申し送りが行えるよう、放射線技師としての役割を果たすようにシステムの構築を行った。時間外での救急患者に対する読影体制と読影補助をより強化するように努力してきたが、非常勤医師とのコミュニケーションや個人のスキルにバラツキがあり全体的なレベルアップが必要。 診療放射線技師法改正に伴う告示研修を受講し静脈路に造影剤注入装置を接続する際に静脈路を確保する行為、下部消化管検査のために肛門に挿入したカテーテルから注入した造影剤及び空気を吸引する行為、上部消化管検査のために鼻腔に挿入されたカテーテルから造影剤を注入する行為及び当該造影剤の注入が終了した後に当該カテーテルを抜去する行為を技師が行えるようになったため、当院で可能な業務を見直す。
医師と医師事務作業補助者の役割分担と負担軽減 医師の事務作業負担軽減のための取り組みはそのまま継続して行っており、また、医師事務作業補助業務の未経験者に対しても資格取得や研修受講を勧奨するなどしている。 現在の取り組みを継続し、再開時に円滑に業務が流れるよう知識の向上を図るための研鑽を続ける。
地域医療連携業務による医師の負担軽減 紹介数は前年比3割増、逆紹介数は前年比7割増となり、地域の医療機関との積極的な連携が結果にあらわれている。地域連携担当部門・入退院支援部門・在宅チームが同室に配置され、連携が円滑に図られている。 患者様やご家族への医師からの説明や情報提供、ACPの確認等が円滑なものとなるよう、職員の増員を図り、引き続き地域の他医療機関や施設等との連携強化に取り組む。
入退院支援業務による医師の負担軽減 施設から入院される患者様の延命処置の希望等(ACP)について、かかりつけ医や施設、ご家族等からの情報取得・共有が円滑にいかない場合があった。 入退院支援部門と同室に配置されている地域連携担当部門および在宅チームと連携し、施設や地域の他医療機関へ急な入院に備えてあらかじめACPの同意を得ておいていただけるよう働きかけを継続する。
クリニカルパスの積極的導入 パスの適用患者数は対前年増となり、アウトカム達成率は9割を達成した。定期開催しているクリニカルパス委員会にて問題点・要望を把握し、必要なパスの追加や修正を随時行っている。パス適用患者様への説明に時間を要しており、説明のわかりやすさ向上に関する取り組みが必要と考えられる。 パス適用患者様への説明に用いる資料について、内容のわかりやすさ向上に取り組み、説明に要する時間の改善に繋げたい。
外来縮小への取組み 一人診療科の医師の休暇取得について院外からの応援も含めた解決策を検討しているが、なかなか容易ではなく、引き続き検討を続けたい。標榜している診療時間内に診療を終了できないことが常態化しており、改善の取り組みが必要。 診療時間内に通常の診療を終了し、以降の診療を円滑に当直医へ引き継ぎできるよう日中の最終受付時間を明確に設定する。
当直負担軽減の取り組み 日当直業務は原則外部医師が担う体制を整えており、常勤医師の負担軽減を図っている。なお、休日当番医については常勤医師が担当し、日直を担当する外部医師とで負担を分散している。 引き続き、外部医師を確保し常勤医師の負担軽減を図る。
当直翌日の勤務配慮の取り組み 当直業務は外部医師が担っているが、常勤医師が当直を行う場合は翌日の勤務を午前のみとし、また、手術を行わないよう勤務配慮をしている。 引き続き、外部医師を確保し常勤医師の負担軽減を図る。
働きやすい環境作りの取り組み 性別を問わず育児に必要な休暇を必要な時期に取得できるよう医師の確保に取り組んだ。育児休暇は希望どおりに取得されており、また、復職後の時間短縮勤務、当直勤務の免除にも対応できている。 WEBブラウザから利用できるAI問診システムの導入により場所の制約を受けない問診を可能にし、感染症流行時のゾーニングに対応する。また、入力済み問診データを活用して医師の電子カルテ入力作業の省力化を図り、診察時間や待ち時間の短縮に繋げる。
医師の負担意見を把握する取組 法人局内に医局担当者を配置し、法人経営層と医師との風通しをよくする取り組みを開始した。 法人局内に医局担当者を配置する取り組みが一定の効果を上げ、同担当を法人運営秘書課として組織し、新年度の組織改正にあわせて稼動する。医師の意見を広く聞き取り、法人としての支援が必要な場合に速やかに対応できる体制を取る。

保険外負担に関する事項について

病院では、各種保険外のご負担について次のとおり取り決めております。

1.特別の療養環境の提供に係る病室(令和3年10月1日現在)

特別の療養環境の
提供に係る病室
金額(税込)(1日あたり) 部屋の設備・備品
◆A病棟(一般病棟 3階)
A38 特別室 16,500円 ユニットバス・トイレ・冷蔵庫・テレビ・洗面台・WiFi
A01、A02、A03、A05、A06、A07、A50、A51、A52、A53 A個室 5,500円 ユニットシャワー・トイレ・冷蔵庫・テレビ・洗面台・WiFi
◆B病棟(地域包括ケア病棟 3階)
B38 特別室 16,500円 ユニットバス・トイレ・冷蔵庫・テレビ・洗面台・WiFi
B01、B02、B03、B05、B06、B07、B50、B51、B52、B53 A個室 5,500円 ユニットシャワー・トイレ・冷蔵庫・テレビ・洗面台・WiFi
◆C病棟(回復期リハビリテーション病棟 4階)
C01、C02、C03、C05、C36、C37、C38、C50、C51、C52、C68、C70、C71、C72 A個室 5,500円 ユニットシャワー・トイレ・冷蔵庫・テレビ・洗面台・WiFi

2.入院期間が180日を超える入院について

入院医療の必要性は少ないものの、事情により長期にわたり入院される患者様については、180日を超えた日以後の入院料及びその療養に伴うお世話その他の看護に係る料金として1日につき、入院基本点数の15%に消費税を加算した額を徴収いたします。(1点を10円とし、難病患者様等は除く。)

区分 1日あたりの料金(税込)
一般病棟 2,376円

3.特定療養費について

特定療養費は、本来定められている医療行為以上の診療を行う場合、その診療を患者様の自己負担とすることによって患者様の選択の幅を広げようとするものです。

①検査(腫瘍マーカー)

患者様の希望により、患者様の不安を軽減する必要がある場合に限度を超えて実施できます。

負担金額
検査の種類 1回あたりの料金(税込)
AFP 1,150円
CEA 1,130円
PSA 1,400円
CA19-9 1,400円
②リハビリテーション(施設基準:[H001]脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)、[H002]運動器リハビリテーション(Ⅰ)、[H003]呼吸器リハビリテーション(Ⅰ))

患者様の治療に対する意欲を高める必要性がある場合、患者様のご希望により次の回数を超えて実施できます。

  1. 脳血管疾患等リハビリテーション、運動器リハビリテーション、呼吸器リハビリテーションの各リハビリテーションの1日の上限単位数(1日合計6単位 ※別に厚生労働大臣が定める患者様については1日合計9単位)
  2. 脳血管疾患等リハビリテーション、運動器リハビリテーション、呼吸器リハビリテーションの標準的算定日数を超えた場合の1ヶ月の上限単位数(月合計13単位)
リハビリテーションの種類 1単位あたりの料金(税込)
脳血管疾患等リハビリテーション料 2,700円
運動器リハビリテーション料 2,040円
呼吸器リハビリテーション料 1,930円

※現在、労災保険、自賠責保険は対象となっておりません。ご不明な点がございましたら、お気軽に医事課までご相談ください。

4.入院セット(CSセット)について

当院では、患者様やご家族の皆様のお持ち込みによる負担の軽減と利便性の向上を目的として、入院セット(CSセット)を導入しています。

なお、入院セット(CSセット)のご利用料は当院からの請求金額に含まれておらず、ご利用契約先となる「株式会社 秀和」よりご請求がなされます。

※寝衣交換:夏季(7~9月)週3回、冬季(10~6月)週2回。汚染した場合やご希望の際はその都度交換いたします。

5.文書料について

文書の種類 料金(税込)
一般診断書2,200円
(児童生徒の学校提出用証明書)550円
各種免許申請時の診断書3,850円
各種証明書2,200円
死亡診断書6,600円
死体検案書(検案料は別)13,200円
生命保険の死亡診断書簡単なもの6,600円
詳細なもの13,200円
身体障害者の診断書(申請用)6,600円
裁判用診断書13,200円
検察庁、警察用の診断書13,200円
厚生年金、国民年金、福祉年金等の障害認定診断書13,200円
障害診断書、疾病保険等の入院証明書4,400円
難病認定用診断書4,400円
おむつ使用証明書1,100円

※上記の文書料には検査料を含んでいませんので、ご了承ください。

6.各種ワクチン料金(接種券利用の場合は各接種券に定められた料金)

ワクチンの種類 料金(税込)
A型肝炎(エイムゲン)7,350円
B型肝炎(ビームゲン)5,720円
B型肝炎(ヘプタバックス)5,810円
破傷風4,010円
ムンプス(おたふく)6,140円
狂犬病14,900円
麻しん(はしか)6,420円
風しん6,510円
2種混合(麻しん・風しん) MR(ミールビック)8,720円
日本脳炎(ジェービック)6,340円
子宮頸がんワクチン(ガーダシル)16,200円
子宮頸がんワクチン(シルガード9)29,790円
肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNPシリンジ)7,970円
肺炎球菌ワクチン(プレベナー13)11,200円
水痘ワクチン「ビケン」7,570円
小児B型肝炎(ビームゲン0.25)5,480円
小児麻しん風しん(ミールビック)8,720円
小児ヒブワクチン7,950円
小児ロタワクチン(ロタテック)9,240円
小児ロタワクチン(ロタリックス)14,390円
小児2種混合(ジフテリア・破傷風)DTビック4,610円
小児3種混合(トリビック)4,750円
小児4種混合(テトラビック)9,770円
帯状疱疹(シングリックス筋注用)21,540円

7.その他保険外負担に係る費用

種類 料金(税込)
付き添い寝具料(1日につき)220円
診療情報開示手数料(開示基本料)1,100円
(文書コピー料:1枚)11円
(X線フイルムコピー料CDR:1枚)110円