施設基準

当院が東海北陸厚生局長に届出を行っている施設基準および基準上の掲示事項他のお知らせです。

基本診療料

令和6年10月01日現在
区分コード 施設基準名 届出受理年月日 受理番号
A000 注10 機能強化加算 2022年04月01日 (機能強化)第363号
A000 注16 医療DX推進体制整備加算 2024年06月01日 (医療DX)第285号
A100 急性期一般入院料4 2023年08月01日 (一般入院)第1302号
A205 救急医療管理加算 2021年06月01日 (救急医療)第47号
A207 診療録管理体制加算3 2021年06月01日 (診療録3)第85号
A207-3 急性期看護補助体制加算 2024年07月01日 (急性看補)第296号
A219 療養環境加算 2021年06月01日 (療)第163号
A221 重傷者等療養環境特別加算 2021年06月01日 (重)第184号
A233-2 栄養サポートチーム加算 2021年06月01日 (栄養チ)第39号
A234 医療安全対策加算2 2021年06月01日 (医療安全2)第107号
A234-2 感染対策向上加算3 2022年10月01日 (感染対策3)第32号
A243 後発医薬品使用体制加算2 2022年04月01日 (後発使2)第45号
A244 病棟薬剤業務実施加算1 2022年04月01日 (病棟薬1)第38号
A245 データ提出加算1・3 2021年06月01日 (データ提)第126号
A246 入退院支援加算1 2022年10月01日 (入退支)第215号
A247 認知症ケア加算3 2021年06月01日 (認ケア)第116号
A247-2 せん妄ハイリスク患者ケア加算 2021年06月01日 (せん妄ケア)第41号
A253 協力対象施設入所者入院加算 2024年08月01日 (協力施設)第10号
A308 回復期リハビリテーション病棟入院料2 2022年10月01日 (回2)第38号
A308-3 地域包括ケア病棟入院料1 2024年07月01日 (地包ケア1)第87号

特掲診療料

令和6年8月14日現在
区分コード 施設基準名 届出受理年月日 受理番号
B001・20 糖尿病合併症管理料 2023年08月01日 (糖管)第48号
B001-2-12 外来腫瘍化学療法診療料2 2023年08月01日 (外化診2)第5号
B001-3-2 ニコチン依存症管理料 2021年06月01日 (ニコ)第550号
B001-34 二次性骨折予防継続管理料1 2023年01月01日 (二骨管1)第34号
B001-34 二次性骨折予防継続管理料2 2023年01月01日 (二骨継2)第29号
B001-34 二次性骨折予防継続管理料3 2023年01月01日 (二骨継3)第82号
B001-36 下肢創傷処置管理料 2024年09月01日 (下創管)第27号
B005-6-2 がん治療連携指導料 2021年06月01日 (がん指)第233号
B008 薬剤管理指導料 2021年06月01日 (薬)第232号
別添1の「第14の2」の1の(2) 在宅療養支援病院 2022年10月01日 (支援病2)第29号
C002/C002-2 在宅時医学総合管理料 / 施設入居時等医学総合管理料 2021年06月01日 (在医総管)第366号
C003 在宅がん医療総合診療料 2021年06月01日 (在総)第289号
D026 注4 検体検査管理加算1 2023年03月01日 (検Ⅰ)第76号
D211-3 時間内歩行試験 2021年06月01日 (歩行)第32号
E通則4 画像診断管理加算2 2021年06月01日 (画2)第41号
E200/E202 CT撮影及びMRI撮影 2021年06月01日 (C・M)第295号
E200 冠動脈CT撮影加算 2021年06月01日 (冠動C)第23号
G通則6 外来化学療法加算2 2021年06月01日 (外化2)第17号
G020 無菌製剤処理料1 2021年06月01日 (菌)第72号
H001 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ) 2021年06月01日 (脳Ⅰ)第91号
H002 運動器リハビリテーション料(Ⅰ) 2021年06月01日 (運Ⅰ)第142号
H003 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ) 2021年06月01日 (呼Ⅰ)第136号
H007-2 がん患者リハビリテーション料 2021年06月01日 (がんリハ)第45号
J038 人工腎臓 2021年09月01日 (人工腎臓)第46号
J038 導入期加算1 2021年06月01日 (導入1)第43号
J038 透析液水質確保加算 2021年06月01日 (透析水)第69号
J038 下肢末梢動脈疾患指導管理加算 2021年09月01日 (肢梢)第41号
K597/K597-2 ペースメーカー移植術およびペースメーカー交換術 2021年06月01日 (ペ)第78号
K通則16 医科点数表第2章第10部手術の通則の16に掲げる手術(胃瘻造設術) 2021年06月01日 (胃瘻造)第66号
K920-2 輸血管理料Ⅱ 2021年06月01日 (輸血Ⅱ)第45号
K920-2加算 輸血適正使用加算2 2021年06月01日 (輸適)第44号
K939-5 胃瘻造設時嚥下機能評価加算 2021年06月01日 (胃瘻造嚥)第51号
L009 麻酔管理料(Ⅰ) 2024年06月01日 (麻管Ⅰ)第76号
O000 看護職員処遇改善評価料34 2024年04月01日 (看処遇34)第1号
O100 外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ) 2024年06月01日 (外在ベⅠ)第118号
O102 入院ベースアップ評価料40 2024年06月01日 (入ベ40)第2号
  入院時食事療養(Ⅰ) 2021年06月01日 (食)第618号
  酸素の単価(酸素購入価格の届出) 2024年04月01日 (酸単)第8415号

かかりつけ医について(施設基準:[A000]注10 機能強化加算)

当院では、地域のかかりつけ医として次の取り組みを行っております。

  1. 他の医療機関での受診や処方されている医薬品をお伺いし、必要な服薬管理を行います
  2. 必要に応じ、専門医師や専門医療機関への紹介を行います
  3. 健康診断の結果等の健康管理に関するご相談に応じます
  4. 保健・福祉サービスに関するご相談に応じます
  5. 診療時間外を含む、緊急時の対応方法等に係る情報提供を行います

お問い合せ電話番号:076-256-3366

医療DX推進の体制に関する事項及び質の高い診療を実施するための十分な情報を取得・活用して診療を行うことについて(施設基準:[A000]注16 医療DX推進体制整備加算)

当院は医療DXを推進するために、以下の項目に取り組んでいます。

  • 当院では、医師等が診療を実施する診察室等において、オンライン資格確認等システムにより取得した診療情報等を活用して診療を実施しております
  • 当院では、マイナ保険証を促進する等、医療DXを通じて質の高い医療を提供できるよう取り組んでおります

入院基本料に関する事項

A病棟(地域包括ケア病棟:35床)施設基準:[A308-3]地域包括ケア病棟入院料1(看護配置13対1)

当病棟では、1日に9人以上の看護職員(看護師及び准看護師)、5人以上の看護補助者が勤務しています。

時間帯ごとの配置は次のとおりです(変則三交代制)
時間帯 看護職員1人あたりの受け持ち人数
09:00~17:30  7人以内
17:30~21:00 18人以内
21:00~09:00 18人以内

B病棟(一般病棟:35床)施設基準:[A100]急性期一般入院料4(看護配置10対1)

当病棟では、1日に11人以上の看護職員(看護師及び准看護師)、3人以上の看護補助者が勤務しています。

時間帯ごとの配置は次のとおりです(変則三交代制)
時間帯 看護職員1人あたりの受け持ち人数
09:00~17:30  5人以内
17:30~21:00 18人以内
21:00~09:00 18人以内

C病棟(回復期リハビリテーション病棟:50床)施設基準:[A308]回復期リハビリテーション病棟入院料2(看護配置13対1)

当病棟では、1日に12人以上の看護職員(看護師及び准看護師)、5人以上の看護補助者が勤務しています。

時間帯ごとの配置は次のとおりです(変則三交代制)
時間帯 看護職員1人あたりの受け持ち人数
09:00~17:30  7人以内
17:30~21:00 25人以内
看護補助者1人当たりの受け持ち数は50人以内です
21:00~09:00 25人以内

看護職員の負担軽減及び処遇改善に関する取り組みについて(施設基準:[A207-3]急性期看護補助体制加算)

当院では、看護職員の負担軽減のため次の取り組みを行っております。

  1. 時間外労働が発生しないような業務量の調整
  2. 看護職員と他職種(薬剤師、リハビリ職種、臨床検査技師、臨床工学技士、看護補助者、管理栄養士)との業務分担
  3. 看護補助者の夜間配置
  4. 短時間正規雇用の看護職員の活用
  5. 多様な勤務形態の導入
  6. 妊娠・子育て中、介護中の看護職員に対する配慮
    • ① 夜勤の減免制度
    • ② 所定労働時間の短縮
    • ③ 他部署への配置転換
  7. 夜間における業務負担の軽減
    • ① 夜勤従事者の増員
    • ② 月の夜勤回数の上限設定
    • ③ 11時間以上の勤務間隔の確保
    • ④ 夜勤の連続回数が2連続(2回)まで
    • ⑤ 看護補助業務のうち5割以上が療養生活上の世話
    • ⑥ みなし看護補助者を除いた看護補助者比率5割以上

また、当院では、看護職員の業務を円滑に遂行できるよう、毎年度に目標を立て、多職種協働による負担軽減に取り組んでいます。

令和6年度 看護職員の負担の軽減及び処遇の改善に資する計画
項目 職種 現状・問題点 対応・方針
業務量調整

R6年4月より外来診療体制が変更

  • ①麻酔科常勤医師が赴任(午前から手術が可能となる)
  • ②透析センターが週5日から週6日(月~土)に変更

診療体制に合わせた人員配置、業務改善が必要

R5年度病床利用率 平均98%(R4年度92%)増加に伴い、R6年2月ストレスチェックの結果、病棟では身体ストレスを認める

働きやすい職場環境を整える

  • R6年4月より外来看護師を4名増員。外来看護配置の見直し(3チーム制の導入)
  • 手術室配置人数を増加し、麻酔科外来、外来患者に対する術前指導、午前手術対応
  • 超過勤務を減らすために、業務体制・内容を整備する(業務改善)
  • 業務に合わせた人員配置の見直し(看護師、ME)
看護職員と他職種との業務分担 薬剤師

在院日数の短縮、患者数増加に伴い持参薬管理件数増加

持参薬確認し忘れ、定期処方の残薬確認に関するインシデント発生事例がある

  • 外来で入院が決定した際に、外来看護師が持参薬の有無を患者家族、施設職員などに確認する
    持参薬がある場合は、薬剤師に連絡し管理を依頼する(16時まで)
  • 持参薬および定期処方などの薬剤に関しては医師への確認、情報提供を積極的に行う

高カロリー輸液のミキシング不要薬への変更推進ができていない

  • 休日の高カロリー輸液はミキシング不要薬への変更を推進する
検査技師

異常値を含め検査結果を速やかに医師及び看護師への報告がタイムリーに行われている

入院患者と外来患者の交差により感染のリスクがある

  • 至急採血・至急検体・異常値の検査結果に関しては、迅速に主治医及び看護師に報告する
  • 病棟患者の画像検査に対して、発熱外来患者と撮影時間が重ならないよう配慮を行う
  • 感染防止を目的に、感染症が疑われるケースに対して、マニュアルに添った対応を行う
リハビリ職種

嚥下困難者への安全な食事介助方法

介助量の多い患者の車椅子移乗に時間がかかる

入院患者(特に高齢患者)の転倒が発生している

  • STによる嚥下評価・食事場面の姿勢・セッティング・介助方法の助言・指導
  • 車椅子移乗および離床時のポジショニング・介助方法助言/指導(新人・補助者研修講師)
  • 個別性に合わせた安全な療養環境設定/評価/カンファレンス/情報共有を行う
臨床工学技士

手術室と透析の準備に時間がかかる

臨床工学技士が4名在籍。
人員配置、役割の明確化を行う(R5年4月ME3名入職)

手術室の準備に携われるMEを育成する(既卒MEと入職1年目MEがペアで手術室業務を行う)

  • ① 透析室・手術室・内視鏡室の各種医療機器の点検・整備を行う
  • ② 医療機器の作動状況の確認、トラブル発生時の速やかな対応
栄養士

アレルギー患者情報の共有、除去食対応が徹底されていない

在院日数の短縮、早期転棟により栄養サポートチームの介入が難しい(一般病棟)

病院食に対する意見が増えており改善が求められる

  • アレルギー患者情報の共有方法の改善、安全な食事提供
  • NST活動における管理栄養士・検査技師からの助言・指導
  • 各病棟にて多職種カンファレンスを通して、栄養サポートチームの介入を推進する
  • ご意見の内容については管理栄養士、業者と共有し改善を依頼する
看護補助者の配置

入退院の増加に伴い、シーツ交換・環境整備・物品補充が頻回になる

  • 退院後のベッドメーキング・環境整備を看護補助者に依頼する
  • CFセットの契約状況を把握し、物品の配布と補充、不要品の回収等を行う
  • 患者のナースコールに対応。日常生活及び清潔援助等に関して、看護師判断のもと実施
  • 前日の入院予約の確認を行い、看護補助者に病床準備を依頼する。(転入・転出・転室含む)

談話室の環境整備・給茶器の点検・茶葉の補充・使用後のコップ・食器の後片付け等看護以外の業務がある

  • 1日2回時間を決めて看護補助者に依頼し、環境整備・点検等を実施してもらう
    消耗品等の不足があれば、師長に報告し補充

認知症および危険行動を伴う高齢患者に対し、身体拘束解除に向けて、継続的な取り組みを行う

  • 日常生活のリズムを整えるために、日中の活動を計画的に取り入れることで、身体拘束時間の短縮・廃止に繋げる
  • 鶴亀会・レクリエーションを開催する
  • ADL維持・向上のために鶴亀会・レクリエーション等の活動を行う
  • 病棟内で患者に合わせた離床を計画的に行い、看護補助者に活動時の見守りを依頼する

面会時間が決まっており、スムーズな面会への支援が必要

  • 対面タブレット面会、荷物受け渡しのサポートを依頼。患者の様子を観察し看護師に報告を行う

嚥下困難者への安全な食事介助方法

介助量の多い患者の車椅子移乗に時間がかかる

  • STによる食事場面の姿勢・セッティング・介助方法の助言・指導
  • 車椅子移乗および離床時のポジショニング・介助方法の助言および指導
  • 配膳・下膳・食事摂取量の確認と記録
  • 高齢患者に対する窒息予防・窒息発生時の緊急時対応について年1回研修を行う(講師:ST)

高齢者、嚥下機能低下した患者に対して口腔評価が必要

  • C病棟入院患者に対して、入棟時に口腔評価を行い適切な口腔ケアを実施する
    歯科衛生士と協働し評価を実施(継続的な介入が必要な際は、ラウンド・口腔ケア計画を立案する)

介助量の多い患者の排泄介助・体位変換に時間がかかる

介護補助者のライセンス及び学習背景により知識・技術に差がある

  • 患者からのナースコールにも対応し、日常生活援助に関しては看護師の判断のもと看護補助者に依頼する。また、おむつ交換・体位変換等も看護師の指示のもと、ペアになり実施する
  • 日常生活援助技術・知識については、e-ラーニング聴講および院内研修に参加し質の向上につなげる
  • 看護師長の指示の下、各病棟の介護リーダーは、新たに入職した看護補助者に対し個々の経験に合わせた指導を行う(看護補助者が実施できる業務に関して)

入浴介助時の患者の着替えの準備や移送・搬送に時間がかかる

患者の状態に合わせた入浴環境の提供

浴室の環境整備が出来ない

  • 看護師は、入浴一覧表の情報共有シートを作成し、入浴計画・患者状態に応じた浴室を選択
  • 入浴時の着替え等は、患者に合ったものを準備する。また、移送・搬送及び入浴介助も看護師の指示のもと一緒に実施する
  • 浴室の保温や環境整備は、看護補助者に依頼し実施する(湯温の調節・備品の補充等)

護送・担送患者の移送・搬送に時間がかかる

移乗時に下肢などの皮膚損傷リスクが高い

  • 看護師の判断により見守りでの車椅子移動が可能な患者は、看護補助者に依頼する
    ストレッチャー移送・ベッド移送を、1人は看護補助者に依頼する
  • 安全への配慮を行い、皮膚損傷のリスク・対応策を研修会を通して周知徹底する
短時間正規雇用の看護職員の活用

育児休暇取得後、夜勤ができない、勤務時間の短縮を希望される職員が増加している
男性職員の育児休暇取得が少ない

【特定医療法人扇翔会 諸規定集より】

  • 職員で満3歳に満たない子(実子または養子)と同居し、養育する者は本会に申し出て育児短時間勤務制度の適用を受けることができる
    男性職員の育児休暇取得推進(病院全体で取り組む)
  • 本人の申し出その際の所定労働時間は4時間以上6時間以内とし、また始業時間などについては本会と当人の話し合いで決定する
多様な勤務

妊娠・育児休暇取得後・病気・家族介護・子育て・入学等の理由により、多様な勤務形態を希望する看護職員が増加している

【特定医療法人扇翔会 諸規定集より】

  • 年2回面接し、本人の家庭環境に見合った勤務形態に調整する(所属長)
  • その他、本人の申し出により必要時面談を行い、勤務形態・夜勤回数を調整する
妊娠、子育て中、介護中の看護職員に対する配慮

妊娠・育児休暇取得後・病気・家族介護・子育て・入学等の理由により、夜勤・休日勤務に制限が生じる看護職員が増えている

他部署への配置転換が必要となる

【特定医療法人扇翔会 諸規定集より】

  • 夜勤の減免制度および所定労働時間の短縮については、「育児休業等に関する規定」 「介護休業等に関する規則」で定められている
  • 本人に希望の勤務形態を、年2回面接にて確認する(所属長)
  • その他、育児休暇制度取得前後および本人の申し出により必要時面談を行い、勤務形態を調整する
勤務負担の軽減

妊娠・育児休暇取得後・病気・家族介護・子育て・入学等の理由により、夜勤回数に調整が必要

メンタルヘルスの不調を訴える職員への対応

  • 本人の夜勤希望回数を、年2回面接にて確認する(所属長)
    その他、本人の申し出により必要時面談を行い、夜勤回数を調整する
  • 精神的な疲労、ストレス等メンタルヘルスの不調については、担当保健師および産業医に相談し改善を図る(エレベーター内に案内掲示)

医師の負担軽減および処遇改善計画について

当院では勤務医が医師としての医療業務を円滑に遂行できるよう毎年度に目標を立て、多職種協働による負担軽減対策を取っています。

令和6年度 病院勤務医の負担の軽減及び処遇の改善に資する計画
項目 現状・問題点 令和6年度の対応・方針
医師と看護師による役割分担と負担軽減 緊急および時間外入院の場合においても要支援者の抽出を行いながら円滑な退院支援に繋げている。令和6年能登半島地震に際しては、情報が不足する中で災害に関係した退院困難事例も多く生じている。災害時のDMATチームからの引き継ぎや受け入れ対応についても、今後防災訓練に取り入れていきたい。 災害時においても診断および治療を医師が迅速に行えるよう、情報収集、退院困難な要支援者の抽出について、防災委員会と連携し色々なケースを想定した訓練を計画したい。
医師と薬剤師による役割分担と負担軽減 各病棟に専任の常勤薬剤師を配置し服薬指導にあたっている。使用薬剤の詳細・服薬に対する注意点等の説明も必要に応じて医師に代わり実施している。ただし急性期病棟とそれ以外の病棟では、病棟間で実施に差が見られる。新薬、採用中止、後発品の有無、持ち込み薬等の情報提供は定期開催の薬事委員会や院内メール等を使用して行い、迅速な対応が必要な場合は臨時に対応している。処方提案等も随時行っている。職員が必要時に容易に医薬品安全性情報を入手できるようシステムも対応できている。調剤薬局との退院に係る連携は前年度に比べ後退、余力に限界がある。連携の一助としてマイナンバーカード利用の促進に期待する。 各病棟での服薬指導や使用薬剤に関する説明は引き続き専任の常勤薬剤師が行い、カンファレンス等で他職種と情報を共有する。新薬、採用中止、後発品の有無、持ち込み薬等の情報提供や処方提案等についても従来どおり対応する。
医師と管理栄養士による役割分担と負担軽減 医師の指示の元、適切な食事提供を行なうことができている。
入院早期からの栄養介入をはじめ、カンファレンス参加時に、患者の摂取状況や栄養状態を報告し、病態に応じた必要な栄養管理の提言も行なっている。
外来患者における栄養相談や各病棟に応じた栄養管理が必要であり、積極的にカンファレンスに参加し、病態に応じた栄養管理を行なっていく。
医師と臨床検査技師による役割分担と負担軽減 生化学検査機器導入により、検査結果を迅速に医師へ提供することができた。
また、外部精度管理やメーカーサーベイにも参加し、検査の精度向上に努めた。
医師が重症度評価や診断するための補助となるよう、心エコーにおいて定量評価を積極的に行い、レポート所見の雛形をより見やすく変更し、統一する。
医師と診療放射線技師による役割分担と負担軽減 上部消化管検査のために鼻腔に挿入されたカテーテルから造影剤を注入する行為を中心に導入を進めた。静脈路を確保する行為は件数が決して多くないため技術が成熟するにはいたらず、患者に不利益も被るため導入は見送る。
その他画像管理加算に関する施設基準に必須となるMRI安全性講習会を受講した。
マンモグラフィの読影に関して読影医師が2名となり読影を早くできるようになった。技師の読影補助も強化し、質・量ともに効率よく業務をこなせるよう体制強化する。
読影医師への読影補助を目的とした連絡を密にし、依頼医および担当医の確認システムを構築する。
医師と医師事務作業補助者の役割分担と負担軽減 医師事務作業補助者へのタスクシフトを希望する業務について、当院医師にアンケートを実施し10年前の結果と比較したところ、書類作成が50%増の94%、診療補助が43%増の65%となった。病院移転後、紹介・逆紹介件数や整形外科手術件数の増加から書類作成・診療補助業務も増えている。現状、医師事務作業補助体制加算は届出していないが、書類作成や診療補助は医事職員が兼務で対応している。 書類作成・診療補助業務については、医師の事務作業負担軽減のため事務で行う体制を継続するが、医事職員の兼務を解消できるよう医師事務作業補助者の確保に向けて引き続き取り組む。
地域医療連携業務による医師の負担軽減 R5.4月~R6.1月までの10ヶ月間で比較すると、紹介は月平均11件増、逆紹介は月平均22件増となり、外来初診患者数も月平均20人増となっていることから、紹介・逆紹介による地域の医療機関との積極的な連携が実際の初診患者数増に繋がっ たと思われる。 R6.4月から職員を増員し体制を強化する。また、R6年度は診療報酬と介護報酬の同時改定年であり、改定に伴う他医療機関や介護施設の基準変更等について医師と情報共有しながら円滑な紹介・逆紹介ができるよう取り組む。
入退院支援業務による医師の負担軽減 ACPについては徐々に世の中に浸透してきているのか、従来よりはスムーズに同意取得できるようになってきているが、引き続き地域連携担当部門および在宅チームと連携し、施設や地域の他医療機関へ急な入院に備えてあらかじめACPの同意を得ておいていただけるよう働きかけていく必要がある。 令和6年度介護報酬改定において居宅介護支援のターミナルケアマネジメント加算でACPの把握が要件化され、ケアマネジャーを通してかかりつけ医や施設等へACPの情報取得・共有がなされることが期待される。引き続き、ACPの情報取得のため、かかりつけ医や施設、ケアマネジャー、ご家族等に働きかけを行う。
クリニカルパスの積極的導入 パス適用患者数は増え、新しいパスも追加し運用している。現状使用中のパスの内容の追加や修正を行い運用できている。患者様用のパスを新年度から運用できるように作成中である。 入院中の治療内容をわかりやすく記載した患者様説明用のパスについて使用を開始し、理解度の評価、追加や修正を行っていく。わかりやすさの向上により患者様が安心して入院中の治療に向き合えるよう、また、治療説明に関する医師や医療スタッフの負担軽減にも繋がるよう取り組む。
外来縮小への取組み 令和5年12月1日より診療時間内での受付時間を明確化し、緊急の場合を除く通常診療を診療時間内で終えられるよう調整した。しかし、診療時間内ではあっても、曜日や時間帯により来院患者数の偏りが見られている診療科があり、患者様にとっても待ち時間が長くなる一因になっていると思われる。 受診者数の平均化は、医師の負担軽減だけでなく、患者様の待ち時間の短縮にも繋がると考えられるため検討を行いたい。最適な受診者数枠の把握とともに、オンラインでの診療予約システム導入についても併せて検討したい。
当直負担軽減の取り組み 労働基準監督署より許可を受けている宿日直体制の維持のため、休日当番医は常勤医師が対応する体制に戻し、日直を担当する外部医師とで負担を分散している。当直については引き続き外部医師が担当している。 外部医師の確保により、引き続き診療日の外来診療および時間外の日当直業務における常勤医師の負担軽減を図る。
当直翌日の勤務配慮の取り組み 当直業務は、ほぼ外部医師に担ってもらう体制を取ることができた。前年度同様、常勤医師が当直を行う場合は翌日の勤務を午前のみとし、また、手術を行わないよう勤務上の配慮をしている。 現在の体制を維持し、当直業務における常勤医師の負担軽減、翌日の勤務配慮を行う。
働きやすい環境作りの取り組み AI問診システム利用の浸透により、入力済み問診データを活用した医師の電子カルテ入力作業の省力化が図られ、診察時間や待ち時間の短縮に繋がった。また、令和5年12月1日より診療時間内での受付時間を明確化し、緊急の場合を除く通常診療を診療時間内で終えられるよう調整した。 曜日や時間帯により来院患者数の偏りが見られている診療科があり、患者様の待ち時間の短縮と医師の負担軽減の取り組みとして、オンラインでの診療予約システム導入について検討したい。改善に繋がる可能性がある仕組みは積極的に検討する。
医師の負担意見を把握する取組 法人局内に組織した法人運営秘書課により、医師から聴取した意見を支援に繋げられるよう取り組んでおり、例えば、これまで発熱外来での診療にあたる医師・スタッフは発熱外来以外の患者様の診療も同時に行っていたが、令和5年10月23日より、発熱外来の診療のみを集中して行う医師・スタッフを配置する体制に変更した。患者様の待ち時間短縮に成功し、また、医師が各診療に専念することができるようになったことによる負担軽減にも繋がった。 引き続き法人運営秘書課を組織し、医師の負担軽減と付随する業務改善に繋がる取り組みを行う。

栄養サポートチームによる診療について(施設基準:[A233-2]栄養サポートチーム加算)

当院では、栄養障害の状態にある方や栄養管理をしなければ栄養障害の状態になることが見込まれる方に対し、患者様の生活の質の向上、原疾患の治癒促進及び感染症等の合併症予防等を目的として、栄養管理に係る専門的知識を有した多職種からなるチーム(栄養サポートチーム)において診療を行っています。

医療安全に関する取り組み、ご相談及び支援の体制について(施設基準:[A234]医療安全対策加算2)

当院では、医療安全管理部門に所属する医療安全管理者が、医療安全管理委員会と連携しつつ、当院の医療安全に係る状況を把握し、その分析結果に基づいて医療安全確保のための業務改善等を継続的に実施しています。

また、医療安全確保のための職員研修を年2回行っております。

医療安全管理者等による医療安全に関するご相談や支援業務を行っていますので、1階総合受付へお声かけ下さい。

相談窓口:総合受付(代表:076-256-3366)/ 医療安全管理者:熊主 輝美

院内感防止に関する取り組みについて(施設基準:[A234-2]感染対策向上加算3)

当院では、院内感染防止対策として次の取り組みを行っています。

  1. 感染防止対策部門の設置
  2. 感染防止対策部門内に専任の常勤医師及び看護師からなる感染制御チームを組織し、感染防止に係る日常業務を行う
  3. 院内感染管理者として適切な研修を終了した専任の看護師を配置
  4. 最新エビデンスに基づいた「当院の標準予防策」「感染経路別予防策」「職員感染予防策」「疾患別感染対策」「洗浄・消毒・抗菌薬適正使用」等の手順書(マニュアル)を作成し、各部署で閲覧可能とする
  5. 感染制御チームにより、職員を対象に院内感染対策に関する研修を年2回実施
  6. 感染制御チームは、感染対策向上加算1に係る届出を行った保健医療機関が主催する院内感染対策に関するカンファレンスに年4回以上参加
  7. 感染制御チームは、感染対策向上加算1に係る届出を行った保健医療機関が主催する新興感染症発生等を想定した訓練に年1回以上参加
  8. 院内の抗菌薬の適正使用について、連携する感染対策向上加算1に係る届出を行った他の保健医療機関または地域の医師会から助言を受ける
  9. 感染制御チームによる定期巡回を週1回程度実施し、院内感染事例の把握を行うとともに、院内感染防止対策の実施状況の把握・指導を行う
  10. 感染防止対策の業務指針及び院内感染管理者または感染制御チームの具体的な業務内奥を整備
  11. 新興感染症発生時や院内アウトブレイク発生時等の有事の際の対応を想定した地域連携に係る体制について、連携する感染症対策加算1に係る届出を行った他の他の医療機関等と事前協議を実施
  12. 介護保険施設等または指定障害者支援施設等から求めがあった場合には、当該施設に赴いての実地指導等、感染対策に関する助言を行う
  13. 新興感染症の発生時等に、発熱患者様の動線を分ける体制を整備

後発医薬品の使用推進に関する取り組みについて(施設基準:[A243]後発医薬品使用体制加算2)

当院では、厚生労働省の後発医薬品促進の方針に従い、後発医薬品の使用に積極的に取り組んでいます。
後発医薬品の採用に当たっては、品質確保・十分安全な情報提供・安定供給等、当院の定める条件を採用しております。

後発医薬品への変更について、ご理解ご協力をお願いします。

現在、一部の医薬品は、出荷の調整・停止や販売中止が相次いでおり、供給が不安定となっています。
そのため、医薬品の供給状況により、投与する薬剤を変更する可能性もございます。当院では、そのような場合でも適切な治療等が行えるよう、薬局薬剤師との連携等により処方内容の見直しを行う体制を整えております。医薬品の供給不足により処方を変更する場合、患者さまには十分にご説明いたしますのでご理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

ご不明な点などございましたら、お気軽にお声がけください。

入院患者様の薬剤管理について(施設基準:[A244]病棟薬剤業務実施加算1)

当院では、全病棟の入院患者様について専任の薬剤師が薬物療法の有効性・安全性の向上、医師の負担軽減に資する薬剤関連業務を行っております。
(専任薬剤師:奥山 敦子、藤田 留美、中村 博光、西村 宇平)

入退院の支援体制について(施設基準:[A246]入退院支援加算1)

当院では、患者様が安心・納得して退院し、早期に住み慣れた地域で療養や生活を継続できるように、入院早期より退院困難な要因を有する患者様を抽出し、退院支援を行っております。

入退院支援、専従社会福祉士 (専従)大村 優希
(専任)山下 克子・中野 裕子・中田 佑香
A・B病棟退院支援 専任看護師  延命 真理子
C病棟 専従社会福祉士  井元 真由美

また、病気や怪我がもとで起こるお悩みやご心配事に関するご相談をお受けし、患者様やご家族に寄り添ってその解決のお手伝いをしております。

お問い合わせ窓口:南ヶ丘病院 地域包括ケア医療福祉部 入退院支援・病床管理室
(直通:076-256-3470)

介護保険施設等との連携体制について(施設基準:[A253]協力対象施設入所者入院加算)

当院は下記の介護保険施設等の協力医療機関です。
当該介護保険施設等において療養を行っている患者の病状の急変等に対応し、入院病床の確保等で連携しています。

  • グループホームなでしこの丘
  • 介護老人保健施設あんじん
  • 介護老人保健施設なごみ苑
  • 老人保健施設なでしこの丘
  • 介護老人福祉施設まほろば四十万

回復期リハビリテーション病棟の退院患者数等について(施設基準:[A308]回復期リハビリテーション病棟入院料2)

回復期リハビリテーション病棟の退院患者数及びリハビリテーション実績指数は次のとおりです。

対象期間:令和6年5月1日~令和6年7月31日
期間内退棟患者数
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症若しくは手術後の状態又は義肢装着訓練を要する状態 13名
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節若しくは膝関節の骨折又は2肢以上の多発骨折の発症後又は手術後の状態 39名
外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後の状態 1名
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靱帯損傷後の状態 0名
股関節又は膝関節の置換術後の状態 9名
計(①+②+③+④+⑤) 62名

リハビリテーション実績指数(対象期間:令和5年12月1日~令和6年5月31日)… 41.86点

禁煙禁煙外来について(施設基準:[B001-3-2]ニコチン依存症管理料)

当院では、禁煙治療のための標準手順書に沿って禁煙治療を行う禁煙外来を設けております。なお、当敷地内は駐車場も含め全面禁煙となっておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

禁煙外来に関するご相談は、下記の窓口へ直接またはお電話にてお気軽にお問い合わせください。

禁煙外来に関するご相談窓口:南ケ丘病院 17番内科受付(代表:076-256-3366)

在宅診療体制について(施設基準:[別添1の「第14の2」の1の(2)] 在宅療養支援病院、[C002/C002-2] 在宅時医学総合管理料/施設入居時等医学総合管理料)

当院では、在宅療養支援病院(機能強化型・連携型)の届出を行っており、他の医療機関との在宅支援連携体制を構築して地域における包括的な診療を担い、夜間・休日の往診等にも対応しています。

在宅診療に関するご相談窓口:南ケ丘病院 在宅診療支援科(直通:076-256-3506)

慢性維持透析における連携医療機関について(施設基準:[J038]下肢末梢動脈疾患指導管理加算)

当院では、慢性維持透析における下肢末梢動脈疾患に関するリスク評価および指導管理において、検査結果が一定の値を下回る方には説明と同意のもと専門的な治療体制を有している医療機関へ紹介させていただいております。

専門的な治療体制を有する連携医療機関:金沢循環器病院

前年の手術実施件数について(施設基準:[K通則5-6]医科点数表第2章第10部手術の通則5及び6に掲げる手術)

施設基準において前年の実施件数の掲示が定められている手術の実施件数は次のとおりです。

対象期間:令和5年1月1日~12月31日

手術件数
区分1 頭蓋内腫瘤摘出手術0件
黄斑下手術等0件
鼓室形成手術等0件
肺悪性腫瘍手術等0件
経皮的カテ-テル心筋焼灼術、肺静脈隔離術0件
手術件数
区分2 靭帯断裂形成手術等13件
水頭症手術等0件
鼻副鼻腔悪性腫瘍手術等0件
尿道形成手術等0件
角膜移植術0件
肝切除術等1件
子宮附属器悪性腫瘍手術等0件
手術件数
区分3 上顎骨形成術等0件
上顎骨悪性腫瘍手術等0件
バセドウ甲状腺全摘(亜全摘)術(両葉)0件
母指化手術等0件
内反足手術等0件
食道切除再建術等0件
同種死体腎移植術等0件
手術件数
区分4 胸腔鏡下交感神経切除術(両側)等22件
手術件数
その他の区分に分類される手術 人工関節置換術及び人工股関節置換術(手術支援装置を用いるもの)73件
乳児外科施設基準対象手術0件
ペ-スメ-カ-移植術及びペ-スメ-カ-交換術0件
冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないものを含む。)及び体外循環を要する手術0件
経皮的冠動脈形成術0件

入院時食事療養費について(施設基準:入院時食事療養(Ⅰ))

当院では、管理栄養士によって管理された食事を適時(夕食については午後6時以降)、適温で提供しています。

入院時食事療養費の標準負担額(1食につき)
一般所得者 490円
一般所得者(指定難病患者の方) 280円
低所得者(住民税非課税世帯) 70歳未満 90日以内 230円
91日超 180円
70歳以上
低所得者区分Ⅱ
230円

低所得者区分Ⅰ
110円
  • 65歳以上の一部の方も含みます。
  • 標準負担額減額認定証をご提示ください。
  • 経管栄養の方でも自己負担額が発生する場合がございます。
食事の提供時間
朝 食 7時30分 昼 食 12時00分 夕 食 18時00分以降
  • 食事の時間は通常上記のようになっていますが、検査や治療のため食事時間が遅くなったり、食事が止まる場合があります。事前に医師または看護師がお知らせします。
  • アレルギーがある方は除去食を提供いたしますのでお申し出下さい。
  • 症状により食事内容(嗜好品)、時間変更などを考慮いたします。

酸素の単価について(酸素の購入価格の届出)

令和6年4月1日現在
容器の種類 算定価格
可搬式液化酸素容器(LGC) 0.31円
大型ボンベ(3,000L 超) 0.42円
小型ボンベ(3,000L 以下) 2.36円

「糖尿病」「高血圧」「脂質異常症」が主病で通院の患者様へ

令和6年6月1日からの診療報酬改定に伴い、「特定疾患管理料」から「糖尿病」「高血圧」「脂質異常症」が除外となります。当院では「糖尿病」「高血圧」「脂質異常症」が主病の患者様は厚生労働省の指針に従い、個々に応じたより専門的・総合的な治療管理をおこなうため、「生活習慣病管理料Ⅱ」へ移行いたします。

定期受診時に療養計画書について説明を受けたあと、同意書にサインをいただきます。窓口負担につきましても、これまでの金額から変更がございます。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

生活習慣病に関する処方で病状が安定しており、医師が長時間診察しなくても問題ないと判断した患者様につきましては、リフィル処方をお選びいただくことができます。

保険外負担に関する事項について

病院では、各種保険外のご負担について次のとおり取り決めております。

1.特別の療養環境の提供に係る病室(令和3年10月1日現在)

特別の療養環境の
提供に係る病室
金額(税込)(1日あたり) 部屋の設備・備品
◆A病棟(一般病棟 3階)
A38 特別室 16,500円 ユニットバス・トイレ・冷蔵庫・テレビ・洗面台・WiFi
A01、A02、A03、A05、A06、A07、A50、A51、A52、A53 A個室 5,500円 ユニットシャワー・トイレ・冷蔵庫・テレビ・洗面台・WiFi
◆B病棟(地域包括ケア病棟 3階)
B38 特別室 16,500円 ユニットバス・トイレ・冷蔵庫・テレビ・洗面台・WiFi
B01、B02、B03、B05、B06、B07、B50、B51、B52、B53 A個室 5,500円 ユニットシャワー・トイレ・冷蔵庫・テレビ・洗面台・WiFi
◆C病棟(回復期リハビリテーション病棟 4階)
C01、C02、C03、C05、C36、C37、C38、C50、C51、C52、C68、C70、C71、C72 A個室 5,500円 ユニットシャワー・トイレ・冷蔵庫・テレビ・洗面台・WiFi

2.入院期間が180日を超える入院について

入院医療の必要性は少ないものの、事情により長期にわたり入院される患者様については、180日を超えた日以後の入院料及びその療養に伴うお世話その他の看護に係る料金として1日につき、入院基本点数の15%に消費税を加算した額を徴収いたします。(1点を10円とし、難病患者様等は除く。)

区分 1日あたりの料金(税込)
一般病棟 2,409円

3.特定療養費について

特定療養費は、本来定められている医療行為以上の診療を行う場合、その診療を患者様の自己負担とすることによって患者様の選択の幅を広げようとするものです。

①検査(腫瘍マーカー)

患者様の希望により、患者様の不安を軽減する必要がある場合に限度を超えて実施できます。

負担金額
検査の種類 1回あたりの料金(税込)
AFP 1,080円
CEA 1,090円
PSA 1,340円
CA19-9 1,340円
②リハビリテーション(施設基準:[H001]脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)、[H002]運動器リハビリテーション(Ⅰ)、[H003]呼吸器リハビリテーション(Ⅰ))

患者様の治療に対する意欲を高める必要性がある場合、患者様のご希望により次の回数を超えて実施できます。

  1. 脳血管疾患等リハビリテーション、運動器リハビリテーション、呼吸器リハビリテーションの各リハビリテーションの1日の上限単位数(1日合計6単位 ※別に厚生労働大臣が定める患者様については1日合計9単位)
  2. 脳血管疾患等リハビリテーション、運動器リハビリテーション、呼吸器リハビリテーションの標準的算定日数を超えた場合の1ヶ月の上限単位数(月合計13単位)
リハビリテーションの種類 1単位あたりの料金(税込)
脳血管疾患等リハビリテーション料 2,700円
運動器リハビリテーション料 2,040円
呼吸器リハビリテーション料 1,930円

※現在、労災保険、自賠責保険は対象となっておりません。ご不明な点がございましたら、お気軽に医事課までご相談ください。

③長期収蔵品(医薬品の自己負担)

後発医薬品(ジェネリック医薬品)があるお薬で、先発医薬品の処方を希望される場合は、先発医薬品と後発医薬品の薬価の差額の4分の1相当を、特別な料金として、医療保険の患者様負担分と合わせてお支払いいただきます。

後発医薬品は、先発医薬品と有効成分が同じで、同じように使っていただけるお薬です。
先発医薬品を処方・調剤する医療上の必要があると認められる場合等は、特別の料金は必要ありません。

4.入院セット(CSセット)について

当院では、患者様やご家族の皆様のお持ち込みによる負担の軽減と利便性の向上を目的として、入院セット(CSセット)を導入しています。

なお、入院セット(CSセット)のご利用料は当院からの請求金額に含まれておらず、ご利用契約先となる「株式会社 秀和」よりご請求がなされます。

※寝衣交換:夏季(7~9月)週3回、冬季(10~6月)週2回。汚染した場合やご希望の際はその都度交換いたします。

5.文書料について

文書の種類 料金(税込)
一般診断書2,200円
(児童生徒の学校提出用証明書)550円
各種免許申請時の診断書3,850円
各種証明書2,200円
死亡診断書(死体検案書)13,200円
生命保険の死亡診断書簡単なもの6,600円
詳細なもの13,200円
身体障害者の診断書(申請用)6,600円
裁判用診断書13,200円
検察庁、警察用の診断書13,200円
厚生年金、国民年金、福祉年金等の障害認定診断書13,200円
各種保険会社の診断書4,400円
難病認定用診断書4,400円
おむつ使用証明書1,100円

※上記の文書料には検査料を含んでいませんので、ご了承ください。

6.各種ワクチン料金(接種券利用の場合は各接種券に定められた料金)

ワクチンの種類 料金(税込)
A型肝炎(エイムゲン)7,350円
B型肝炎(ビームゲン)5,470円
B型肝炎(ヘプタバックス)5,790円
破傷風4,280円
ムンプス(おたふく)5,970円
狂犬病15,120円
麻しん(はしか)6,420円
風しん6,480円
2種混合(麻しん・風しん) MR(ミールビック)8,720円
日本脳炎(ジェービック)6,340円
子宮頸がんワクチン(ガーダシル)15,770円
子宮頸がんワクチン(シルガード9)29,790円
肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNPシリンジ)7,940円
肺炎球菌ワクチン(バクニュバンス)10,000円
水痘ワクチン「ビケン」7,570円
小児B型肝炎(ビームゲン0.25)5,470円
小児麻しん風しん(ミールビック)8,720円
小児ヒブワクチン7,590円
小児ロタワクチン(ロタテック)8,750円
小児ロタワクチン(ロタリックス)13,420円
小児2種混合(ジフテリア・破傷風)DTビック4,610円
小児3種混合(トリビック)4,750円
小児5種混合(ゴービック)17,980円
帯状疱疹(シングリックス筋注用)21,540円
乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用)8,890円
急性灰白髄炎ワクチン(イモバックスポリオ)8,840円
髄膜炎ワクチン(メンクアッドフィ) 21,160円
コロナワクチン(コミナティ) 15,300円

7.その他保険外負担に係る費用

種類 料金(税込)
付き添い寝具料(1日につき)220円
診療情報開示手数料(開示基本料)1,100円
(文書コピー料:1枚)11円
(X線フイルムコピー料CDR:1枚)110円