リハビリテーション科

理念

理想的な地域医療体系の探求と実現のために急性期から生活期に渡る総合的なリハビリテーションの提供、医療業務と介護保険兼業務の橋渡しを行う。

方針

  1. 急性期から生活期にいたるまで、リハビリテーション科内および院内でのチーム医療を推進する。
  2. 地域のニーズを重んじた医療、福祉へのとりくみの一環として、急性期医療から外来診療、訪問リハビリ等を有機的につなぐ。
  3. 専門技術の向上と設備の充実のために、各自が問題意識を持ち計画的に研修に参加する。

概要

R5.4現在
理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 マッサージ師
19名 15名 3名 2名

【参加学会】

  • 日本病院学会
  • 日本理学療法士学会
  • 日本理学療法士協会全国研修会
  • 日本作業療法士学会
  • 日本言語聴覚士学会
  • 日本摂食嚥下リハビリテーション学会
  • 日本静脈経腸栄養学会

【資格】

  • 呼吸ケア療法士
  • 糖尿病療養指導士
  • 三学会合同呼吸療法士
  • 徒手理学療法士
  • 福祉住環境コーディネーター2級
  • 福祉用具専門相談員
  • 日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
  • 介護支援専門員

【学生実習】

  • 金沢リハビリテーションアカデミー(PT.OT)
  • 滋賀医療専門学校(OT)
  • 金沢大学(PT)
  • 金城大学(PT.OT)
  • 国際医療福祉大学七尾校(PT)

【講演・講習会・地域貢献他】

  • 回復期リハビリテーション病棟協会
  • 加賀脳卒中連携協議会
  • 大腿骨頚部骨折石川中央リハビリテーション地域連携連絡会
  • 介護予防教室(地域サロン)
  • 当院健康教室

リハビリテーション科の役割

リハビリテーション(Rehabilitation)は、再び適合させるという意味があります。

患者様に発生した機能障害(生理的あるいは解剖的な欠損や障害)および環境面の制約に対応して身体、精神、社会、職業、趣味、教育の諸側面の潜在能力(可能性)を十分に発展させていくために援助していくこと、それがリハビリテーションです。

リハビリテーション科の業務内容

【一般病棟】

脳疾患・運動器・廃用疾患・癌疾患の患者様に対し、他職種との連携を図りながら、リスク管理・合併症予防に留意しながら早期離床、早期ADL介入・改善に取り組んでいます。

【回復期リハビリテーション病棟】

「日常生活動作能力の向上は病棟生活から」をモットーに、モーニングリハや病棟生活への直接的な介入を行っています。他職種との情報共有および専門性を重視した中での協同を徹底し、安全かつ自立支援を重視した病棟生活が行えるよう支援しています。

【地域包括ケア病棟】

急性期を経過した患者様や、在宅・介護施設等から症状の急性増悪した患者様に対して、身体機能・日常生活動作を回復させ、多職種と連携を図りながら在宅復帰を目指しています。病棟生活では、実際の日常生活動作を把握した上で、具体的かつ安全に行える環境設定の提供を行っています。また、退院先での生活を見据えた提案や指導を行っています。

【外来リハビリテーション】

運動器疾患・脳血管疾患を中心に身体機能改善・ADL改善を目的として質の高いリハビリテーションを実施しています。スポーツ選手には的確な身体機能評価をもとに運動指導やインソールなどの対応を行い、身体機能の改善とともにスポーツ復帰を支援しています。また、介護分野への橋渡しとして他職種や介護分野との連携強化を図っています。

【訪問リハビリテーション】

日常生活の活性化・生活の行動範囲を広げる事を目的に、日常生活の自立支援・心身機能改善・住宅改修の助言・福祉用具の指導・家族への指導や助言などを各療法士が積極的に関わっていきます。

【地域での活動】

地域健康推進部と連携し、地域または院内での健康教室に積極的に参加しています。