検査科

理念

チーム医療の一員として質の高い検査データを提供し、他部門との連携を図る。

基本方針

  1. 検査機器保守・点検に努め、正確で精密な検査データを迅速に提供する
  2. 患者様のことを第一に考え、満足出来る医療を提供する
  3. 安全な輸血をこころがけ、医療過誤が起きないよう、努める
  4. チーム医療への積極的な参加をする

概 要

R6.4現在
職員数 検査技師 7名
体制
  • 平 日:日勤勤務
  • 夜間土日祝日:オンコール体制(輸血、機器トラブル等)
業務 検査科では医師が病気の診断や治療効果、病気の予防や早期発見のために、依頼があった検査項目を種々の検査機器を用いて測定しています。「検体検査」と「生理機能検査」の大きく2つに分けられます。

検査について

検体検査(患者様から採取された検体を用いて行う検査です)

検査 備考
血液・凝固検査 血液中の赤血球・白血球・血小板の数を測定したり、血液中に異常細胞がないかを調べたりします。また、凝固異常を調べたり、薬の量を調整したりするために測定します。
生化学・免疫検査 血液中の糖、蛋白、酵素などを測定することにより臓器の働きが正常かどうかを調べます。病状を数値として客観的に把握する検査です。
一般検査 尿中の蛋白や糖などの値に異常がないか調べます。尿中の細胞を顕微鏡で観察することもあります。その他に便潜血検査などもあります。
輸血検査 血液型の判定や輸血をする血液が患者さんに適合するかどうかを調べます。

生理機能検査(患者様に直接行う検査です)

検査 備考
心電図検査 心電図は心臓が動く時に発生する電気的な興奮を波形として記録したものです。動悸・脈の乱れ・胸の痛みなど心臓の病気の診断を行うための検査です。
心臓超音波検査 エコー検査とも呼ばれます。心臓の大きさ・動き・血液の流れなどを調べます。
呼吸機能検査 肺機能障害の早期発見・病気の診断に役立つ検査です。
呼気NO 吐いた息に含まれる一酸化窒素(NO)の濃度を測定し、気道の炎症状態を評価します。
動脈硬化検査(CAVI) CAVIとは心臓(Cardio)から足首(Ankle)までの動脈(Vascular)の硬さの指標(Index)の略で、動脈硬化度合いを調べます。血管年齢をみることができます。
神経伝導速度 末梢神経を皮膚上で電気刺激し、誘発された電位を記録して伝導速度・振幅などを測定することにより、末梢神経疾患や脊髄疾患の診断、病態の把握に役立ちます。
6分間歩行・終夜経皮的SPO2 6分間歩行試験中や睡眠時の経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)を測定し、低酸素血症を評価するのに役立つ検査です。
終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG) 呼吸曲線・いびき・動脈血酸素飽和度などの生体活動を、一晩にわたって測定する検査です。この検査により、閉塞性睡眠時無呼吸などの睡眠障害の診断が可能となります。