内視鏡検査・治療
- 事前予約制です。
- ただし、出血などの緊急検査が必要な場合には当日検査をする場合がございます。
当院では上部内視鏡検査（経鼻・経口）・下部内視鏡検査を主に行います。年間3,000件以上・1日平均約20件の内視鏡検査および治療を即日で行っています。
胃内視鏡検査を受けられる方
【検査前日】
- 夕食は午後９時までに済ませてください。水分（お茶・水）は飲んでいただいて結構です。
- 常備薬は夜９時までに服用してください。
【検査当日】
- 朝食はとらないでください。※水分（お茶・水）は飲んでいただいて結構です。
- 高血圧・心臓病・不整脈の薬は朝７時までに服用してください。
- 糖尿病の薬（インスリンも含む）は内服しないでください。
- 検査を楽に受けられるように鎮静剤（うとうとする薬）を使いますので、車やバイク、自転車での来院および検査当日の運転はできません。※鎮静剤の使用を希望されない場合は結構です。
【検査後】
- 検査はおよそ5～10分程度で終了します。鎮静剤を使用した方は１時間程度ベッドで休んでいただきます。
- 医師より検査結果の説明があります。
- のどの麻酔を使用した方は、検査後１時間程度はのど周辺に違和感が残ります。水分や食事を摂る場合は検査後１時間程度経過して少量の水を飲み『むせないことを確認』してください。
- 鎮静剤を使用して検査された方は、公共交通またはご家族のお迎えでお帰り下さい。
《抗凝固剤・抗血小板剤内服時の注意》
血液をさらさらにする薬（ワーファリン・バイアスピリン・バファリン・パナルジン・プラビックス・プレタール・オパルモン・エパデールなど）を内服されている場合、生検（組織検査）などの処置ができない場合があります。主治医と相談し、休薬してから再検査となる場合があることをご了承ください。
大腸内視鏡検査を受けられる方
- ポリープがあった場合は検査と同時に切除することができます。
- ポリープ切除をご希望の方は、同意書をよく読んでいただきサインをお願いいたします。
※理解できない点・疑問点などに関しては、検査を受ける前に納得できる追加説明を受けてからサインをお願いいたします。 - ※切除した部位は電気焼灼によりできた潰瘍となります。稀にその潰瘍から出血、穿孔など合併症を起こすことがあります。出血を起こした場合には、止血治療を行います。
- 医師の判断によりポリープ切除後、経過観察のため入院していただく場合があります。
【検査前日】
- 夕食は午後9時までに消化の良いものを腹八分目で済ませてください。水分（お茶・水）は飲んでいただいて結構です。午後９時以降は絶食となります。
- 就寝前にコップ１杯の水で下剤を２種類（錠剤と水剤）を服用してください。
《 大腸内視鏡検査を受ける前日に避けた方がよい食べ物 》
海藻類・こんにゃく・野菜・ゴマ・豆類・果物・きのこ類・脂肪の多い食品・刺激の強い食品・
発酵しやすい食品・牛乳などの乳製品・100%ジュース・アルコール。
夕食以後はコーヒー・紅茶も禁止です
【検査当日】
- 早朝に洗腸液（マグコロール散 100g）を1800㎖（1.8リットル）の水で溶かし、約１時間かけて全て服用してください。※洗腸液を全量飲まれても透明な液にならなかった場合は、申し出てください。
- マグコロール散を飲み終えて30分後に心臓・血圧・抗痙攣・精神科の薬を必ず服用して下さい。
糖尿病で内服薬・インスリンを使用中の方は、検査当日の朝は使用しないでください。 - 個人差はありますが、４～５回の排便があり最後は透明色の液になります。この状態になると検査が可能(※)となります。来院してください。
- 検査前に指輪・ネックレス・ピアスなどのアクセサリーや、時計・入れ歯・金具のついた下着などの貴金属類を外していただきます。
- 検査を楽に受けられるように鎮静剤（うとうとする薬）を使いますので、車やバイク、自転車での来院および検査当日の運転はできません。※鎮静剤の使用を希望されない場合は結構です。
【検査後】
- 鎮静剤を使用した方は１時間程度ベッドで休んでいただきます。
- 鎮静剤を使用して検査された方は、公共交通またはご家族のお迎えでお帰り下さい。
生検（バイオプシー）
内視鏡検査を行った際、病変の確定診断と悪性変化の有無の確認のために生検（粘膜の一部、粟粒大のものを数個取ります）をして病理学的検査を行うことがございます。
まれに組織をつまんだ部位から出血する事があります。検査当日は暴飲暴食・過激な運動・重労働は控えてください。
【生検後の注意点】
- 胃・大腸生検の結果がでるまでに７日間程度要します。
- 結果に異常が認められた場合は、至急連絡させていただきます。
- また、異常が認められない場合は基本的に連絡いたしませんが、説明をご希望の方は来院して下さい。
ポリープ切除（ポリペクトミー）
ポリペクトミーとは、キノコのように隆起した前ガン病変（放置しておくと癌になりやすい病変）を、ワイヤーや鉗子をかけて高周波電流を通して切除する手術です。
切除直後から３～４日間は特に、出血や穿孔することがありますので下記のことに注意してください。
【お食事】
- 治療当日は、お粥・うどんなどの消化の良いものを食べて下さい。
- ２～３日は刺激物・脂っぽいものは控えて下さい。
- アルコールは１週間は飲まないで下さい。
【運動】
- 過激な運動は避け、当日は静かに休んで下さい。
- ジョギング・ゴルフ・水泳など腹圧のかかる強い運動は１週間程度控えて下さい。
- 長時間の乗り物での移動には注意して下さい。
【入浴】
- 当日は避けて下さい。２～３日は長風呂を避け、シャワー程度に留めて下さい。
※出血・腹痛・お腹の張り等の症状がある時は、病院に電話か来院して下さい※
【結果について】
- ポリープの結果がでるまで７日程度要します。結果に異常が認められた場合は、至急連絡させていただきます。