内視鏡検査時の鎮静剤使用について

鎮痛剤覚醒後の運転に危険を伴うことから、
当院では運転してきた方への鎮静剤の使用はいたしません。公共交通機関やご家族などの送迎を利用してご来院ください。

鎮静剤の効果

  • 不安や緊張を和らげます。
  • 内視鏡が喉を通過するときに起きる『嘔吐反射』を和らげます。
  • 眠いような状態になり、苦痛・緊張を和らげます。
  • 強い眠気がおこります。
  • 体のふらつきが生じます。
  • 吐き気や、めまい、頭痛が生じることがあります。

※検査後はしばらく休憩していただきます

※効果には個人差があります

胃内視鏡を受けているイラスト

鎮静剤を使用後の注意点

  • 検査の後に安静時間がある

    • 検査後に覚醒するまで、1~2時間ベッドで安静にする必要があります。
    • 鎮静剤を使わない場合、観察のみであれば胃内視鏡検査は5分程度、大腸内視鏡は15分程度で終わります。
    • 検査後に動かせない予定がある・仕事の合間に検査に来たなど、鎮静剤の使用を控えた方が良い場合もあります。
  • 検査後は、その日一日自動車や自転車の運転はできません

    • 鎮静剤の副作用には、覚醒後の注意力低下や眠気が起きることがあげられます。自動車や自転車など、ご自分で運転するのは大変危険です。バスやタクシーなどの公共交通機関をご利用するか、ご家族に送迎をお願いしてください。

検査に使用する薬の副作用について

お薬 使用できない病気と副作用
ガスコンドロップ 特にありません
キシロカインスプレー 局所麻酔剤過敏症(歯科の麻酔がダメな方)
ブスコパン 心疾患・緑内障・前立腺肥大
グルカゴン (ブスコパンが使用できない時)・糖尿病
ドルミカム 緑内障・呼吸抑制
ペチジン 呼吸抑制